旅行で行った事があっても住んでみないと分からない事もたくさんあります。この記事ではハワイ移住を検討していらっしゃる方に向けて、ハワイ移住に必要な事や実際に住んでみて良かったこと注意するべき点などを載せています。ぜひ参考にしてみてください。
ハワイ移住に向けて知っておきたい事
ハワイの生活で知っておきたい事をまとめてみました。
ハワイ移住に必要なビザ
アメリカに住むにはビザが必要です。大きく分けて永住権(グリーンカード)学生ビザ、就労ビザ、投資ビザなどがあります。
永住権(グリーンカード):グリーンカードの抽選が毎年10月中旬から11月中旬に行われます。日本で生まれた方なら誰でも無料で応募が可能です。
グリーンカード抽選は初めてだとハードルが高いと感じるかもしれません。
代行サービス等をご利用いただくと良いでしよう。
グリーンカード抽選をお考えでしたらこちらの方にご相談ください。
ハワイの生活コスト
ハワイの物価はアメリカの中でも特に高く、日本の物価の約2倍と考えておくと良いでしょう。
しかしハワイは娯楽があまり無く、衣服も薄着で良いので、その分の出費は少なくて済みます。
周りを気にせず過ごせるので日本に住んでいた頃よりも、持ち物や身だしなみにお金を使う事がなくなりました。
業務用スーパーやローカルのお店で、お得にお買い物ができる場所を利用して食費などを抑えてます。
日本とハワイのおよその値段を比較してみました。
価格比較 | 日本 | ハワイ |
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ガソリン1ℓ | 170円 | 1.21ドル(180円) |
トイレットペーパー4ロール | 500円 | 5.80ドル(880円) |
牛乳1ℓ | 140円 | 5.00ドル(750円) |
卵6個 | 100円 | 3.50ドル(5.25円) |
お水1ℓ | 150円 | 2.00ドル(300円) |
日本人コミュニティ
ホノルル市内は、どこへ行っても日本人に遭遇するほど日本人がいます。
最初は日本人経営の会社に勤めたりして、日本人の知り合いを作っていくと、そこから輪が広がります。
医療
アメリカの医療保険は日本のシステムと異なり、複雑で高額なことがほとんどです。個人で医療保険に加入する場合、1人あたり平均650ドルほどで、週20時間以上働いた場合、会社が医療保険を負担してもらえます。(小さい企業だと週20時間だと負担してくれないところもあります。)低所得者用の医療保険プログラムもありますが、グリーンカード5年以上所有してなければ申請できません。
健康保険比較 | 日本 | アメリカ |
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保険の種類 | 全国民が何らかの公的医療保険に加入することが義務付けられています。 | 国民皆保険制度はなく、民間保険に加入することが一般的です。 |
負担額 | 医療費の自己負担割合が低く、高額療養費制度など、医療費の負担を軽減する制度が充実しています。 | 医療費が高額であり、保険に入っていない場合は、高額な医療費を自己負担しなければなりません。保険の種類 やプランは多岐にわたり、加入する保険のプランによって、カバーされる範囲や自己負担額が大きく異なります。 |
診療 | 医療機関にもよりますが、予約なしで自由に診療を受けることが可能です。 | かかりつけ先生(ホームドクター)を決めなければいけません。保険の種類によって診療を受けられるホームドクターが異なります。また保険の種類によっては歯の保険は別で入らないといけないこともあります。 |
日本のもの
ハワイは日本人もたくさん住んでいるので、日本の物は他の州に比べて比較的すぐに手に入りやすいです。ダイソーやドン・キホーテなどで買う事ができます。
治安
アメリカの中でも治安は比較的良いです。観光地では夜もたくさんの人で賑わっているので、そこまで危険を感じることはありません。それでも、日本に比べると車上荒らしといった盗難事件は多いです。防犯ブザーをつけている車をよく見かけます。盗まれやすいところには置かない、鍵を厳重にするなどの工夫が必要です。
自転車をよく盗まれていました。
ハワイ移住の準備
ハワイで生活をするのに必要な準備をまとめました。
ハワイ生活で必要なもの
ハワイの銀行口座:ドル生活をする上で必要になります。またキャッシュレスでの支払いが多いです。
まずは、銀行口座を開設しましょう。
ハワイステートID:ハワイに在住している証拠になりハワイステートIDを提示するとダイヤモンドヘッドに予約なしで無料で登れたり、割引になる店舗があったりと便利です。
ハワイの免許証でも同じようにハワイ在住証明として使用できます。
携帯電話の契約:賃貸や仕事を探す上で電話番号は必要になります。
アメリカで発行したクレジットカード:日本のように簡単にクレジットカードが作れません。
クレジットヒストリーがなくても一定の預金をするだけでクレジットカードが作れる銀行もあります。
銀行が発行するセキュア・カード(Secure Card)でヒストリーを貯めていく事も可能です。
JAL USA CardもしくはANA USA Cardも日本にいる間に作ることができます。
不動産会社によってはクレジットカードヒストリー(借入金、期日通りに返済された記録)がないと貸してくれなので、クレジットカードは今後のためにも、あった方が良いです。
住む場所の選び方
どこで住居を探せばいい?:日本からでも手続きを受け付けているところもあります。もしくは、エアビー(Airbnb)などを利用してホテルコンドに1ヶ月間ほど滞在して、現地で暮らしながら住居選びをするのも良いでしょう。
単身ならシェアハウスがお得に住めますよ。
日本人向けのハワイ情報発信ウェブサイト、びびなびやアロハストリートでは賃貸物件や求人情報、交流広場などが載せられています。
仕事
ハワイで仕事を見つけるのは難しい?:ビザの種類によって働き方が異なります。
就労ビザの場合、就労先の企業がビザを発行するので、その企業で働くことになります。
また学生ビザの場合は働く事ができません。
グリーンカードはどこでも働ける最強カードです。
英語が話せなくても日本人経営のお店や日本企業(旅行会社など)で雇ってくれるところはたくさんあります。なので仕事が無く困ることはないです。(飲食店などは特に人手不足のところが多いので、真面目に働いてくれる日本人はウエルカムです。)
子供の学校
子供の教育はどうすればいい?:公立学校、私立学校があります。日本と違いハワイの公立学校は程度に差があるのでGE(越境入学)で学区外の学校まで車で送り迎えをしている家庭が多いです。
うちの子供もGEを出して車で片道15分を毎日行き来しています。
日本語補習校:日本語を忘れないためにレインボー学園という日本語の補習校がハワイにはあります。レインボー学園は日本の分部科学大臣が認定する学校で、毎週土曜日に日本の教科書を使って授業しています。
ハワイ移住のメリット・デメリット
実際にハワイに暮らしてみて感じたハワイのメリット、デメリットをまとめてみました。
メリット
自由な生活:多様な文化が入り混ざっているので、偏見があまりないです。みんな人の目を気にせず生活しているように感じます。
環境:美しい自然、海も山もあり、自然を感じながら、いつでもリフレッシュできます。ハワイは1年を通して平均気温26°前後、湿度は約68°でとても過ごしやすい環境です。衣替えが無いのはとても楽です。
言葉の壁:日本語が話せるローカルの方や日本人も多く暮らしているため、銀行や病院でも日本語が通じるところがあります。また病院ではオンライン通訳をつけてもらえるので、安心して診療を受けられます。
日本へのアクセス:他の州に比べてフライト時間も短く、乗り継ぎも無しで日本に行く事が可能です。
デメリット
物価高:最初はハワイの物価の高さに驚きます。特にトイレットペーパーなどの紙製品は日本のものに比べて質もあまり良くありません。家賃も一部屋の間取りで10万円を超えてしまいます。
紫外線:一年中常夏のハワイは紫外線の量も多いです。
医療の不便:病院は全て予約制。なかなか予約が取りづらいです。
時間通りに事が進まない:家の修理などスケジュール通りに来なかったり、病院を予約しても時間通りに受けられないこともよくあります。
水回りのトラブル:ハワイは古い物件が多いです。そのためパイプの劣化などにより水のトラブルがよく起こります。
まとめ
ハワイはとても自然豊かで優しい人がたくさんいます。その反面、何でも手に入る都会とは違い、欲しいものがなかなか手に入らない事もあります。そして、良くも悪くも全体的にゆるいライフスタイルです。とはいえ、アメリカ本土とは違い日本語が通じる場所もたくさんあり、アジア人が多く住んでいるハワイはアメリカの中でも移住しやすい州と言えるでしょう。
さらに詳しい情報が必要な場合は、お気軽にご質問ください。
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