アメリカで無痛分娩【海外出産】

海外出産
更新日:2024年1月8日

日本では、あまり選ばれていない無痛分娩。どのようにして行われるか気になりますよね。

今回は、陣痛が始まってから生まれてくるまでの流れをまとめてみました。

この記事でわかること

  • 麻酔を打つタイミング
  • 出産のときの痛み
  • 出産後の体の状態

アメリカでは無痛分娩が主流

アメリカは7割以上の割合で無痛分娩が行われているそうです。その理由として、医療保険が適用され自己負担なしで無痛分娩が選べるからです。日本では無痛分娩に必要な費用は自己負担の場合が多いそうです。

出産の流れ

陣痛と破水

第一子、すなわち長男は夜中の2時頃、寝ているとき急にお腹が痛くなり食あたりだと思い、トイレに行きました。

そして、力いっぱい踏ん張っていました。

数分後、水っぽいものが出てきました。

そのとき、寝ていた夫が起きてきて(当時ドアのないトイレだったので)声をかけてきました。

 

どうしたの?

 
 

お腹が痛くて…(泣)

 
 

なんで早く言わないんだよ

 
 

寝てたから…

 

そのとき、これが陣痛の痛みなのか!気づきました。

夫がUber(タクシー)を呼んでくれて、急いで病院へ。

病院までは、夜中ということもあり、5分ほどで到着。

私は英語が話せないので、全て夫が通訳してくれます。

ハワイの病院では、モニター画面を通じて通訳をつけることが出来ます。

麻酔薬(エピ)

トイレに出た水っぽいものは羊水で、なんと破水していました。破水してしまうと膣から細菌が入ってしまい赤ちゃんが感染してしまうこともあります。

早く生まないと危険なので、陣痛はまだ20分間隔だったのですが、直ちに無痛の麻酔薬を背中の方に打ちます。

通常、子宮口が3~5㎝開いて、陣痛も5~10分毎であれば麻酔を打つことができます。

その注射がめちゃくちゃ痛いのです。

その後は、すぐに陣痛の痛みがなくなり分娩室のほうに運ばれます。

ナースが分娩室に入ってきました。そして、ナースコールのようなものを渡されました。

 

痛みが出てきたら、このボタンを押してね

 
 

オーケー

 

でも、ボタンを押す頻度が多いと、たくさん薬を挿入して、薬が効かなくなるのでは?と思い少しの痛みなら我慢していました。

痛みだけでなく、下半身の感覚もない状態で、尿意も感じず自分では尿を出せなくなるので、尿を出す管を入れてもらい排尿をします。

促進剤

それから、2時間、4時間、6時間が経過。一向に生まれてくる気配がなく、私は眠くなり寝ていました。夫は、すごく暇そうにしていました。笑

なかなか生まれてこない我が息子、促進剤を入れることにしました。ところが、たくさんのナースたちが分娩室に入ってくるなり、なにやら英語で話しています。どうやら、促進剤の影響か、赤ちゃんの心拍が低下し始めたと、すぐさま促進剤の使用を中止しました。

促進剤には子宮の収縮を強める作用があり、子宮の収縮が強くなりすぎた場合、赤ちゃんが苦しくなったり、過度な使用は子宮の筋肉にダメージを与えるそうです。

バルーン

次にバルーンの使用です。

バルーンが膨らむことにより子宮が広がり、分娩を促進させます。

こちらは成功?したのか子宮口が広がり、陣痛の間隔が短くなってきたようです。

陣痛の間隔は自分ではわからないので、ナースがモニターを見て確認します。

最終段階

気づけば、日付はかわり夕方になっていました。陣痛が始まってから14時間!子宮口がすべて開き、赤ちゃんが下りてきました。赤ちゃんが出てくる準備ができたようです。

陣痛の間隔をナースがモニターで確認しながら、いきむタイミングの合図を出します。

下半身の感覚がないので力の入れ方が難しく、もっと力を入れるようにナースから支持されます。

そのとき事件は起きました。がむしゃらに力を入れていたら大便をしてしまったようです。笑(少しだけ)

そんなこんなで、いきみ始めてから1時間後、ついに赤ちゃんの頭が出てきました。

ドクターに手を出してと言われ、赤ちゃんの頭に手を持っていき、夫も一緒に赤ちゃんの頭に手を持っていき、ドクターと一緒に3人で赤ちゃんを引っ張り出します。

そして、へその緒を切ります。へその緒は夫が切りました。

陣痛が始まり15時間、無事に息子は生まれてきてくれました(^_^)

出産後、副作用

生まれてすぐ我が子を抱かせてくれました。ほっとしながら、息子を抱えていると、身体ががくがくと震えてきました。そのときは、何が何だかわからず、初めての出産で、どうにかなってるのかな?くらいに思っていました。

その後、調べてみると、ふるえの副作用があることがわかりました。その他にも、かゆみ、吐き気、低血圧、発熱、背部痛、硬膜外穿刺後痛などの副作用があるそうです。

そして、麻酔が切れた後はじわじわとした違和感がある程度で、ほとんど痛みは感じませんでした。

アメリカの入院期間は通常出産後から48時間!

出産後、3日目には退院し5日目には我が子を連れて、歩いて公園へ行っていました。笑(夫も5日目には会社に戻り、スーパーへ食料を調達せざるを得ない状況でした。)

まとめ

今まで、日本のTVなので妊婦さんたちが辛そうにいきみ出産をしている映像を見ていたので、だいぶイメージと違った出産でした。

出産の痛みは、麻酔を打つ前の陣痛の痛みと麻酔を打つ時の痛み以外は、ほとんど感じませんでした。あくまでも個人の感想です!

痛みがないおかげで出産までの待ち時間もリラックスして過ごせ、出産中もナースたちの明るい雰囲気で、夫もあたしも笑顔で出産することが出来ました。

15時間という長い陣痛も無痛分娩でなければ、どうなっていたのだろう?考えただけでも恐ろしいです。笑

痛みへの不安がある方は、無痛分娩という選択もありだと思います。

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